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2018年度予算案 野党抗議の中で採決

2018年2月28日 15:31
2018年度予算案 野党抗議の中で採決

2018年度予算案は野党側が強く反発する中、衆議院予算委員会で採決され、与党の賛成多数で可決された。28日中に本会議でも可決され、参議院に送られる見通し。

裁量労働をめぐるデータの不備が次々と明らかになる中、野党側は審議を続けるよう求めたが、与党は採決に踏み切った。

採決の結果、来年度予算案は自民・公明の賛成多数で可決された。働き方改革をめぐり、安倍首相は28日の審議で「裁量労働の実態を把握するまで前に進めない」と明言したが、野党側はこれに納得しなかった。

立憲民主党・逢坂筆頭理事「前に進めないと総理が言っているならもっと議論させてくれればいいじゃないか。なぜ質疑終局なんだ。強く抗議したいと思います」

これを受けて野党側は、衆議院に予算委員長の解任決議案を提出した他、予算案の組み替え動議を提出するなど徹底抗戦の構え。しかし与党側は、「予算案をなんとしても今日中に衆議院を通過させる」としている。

予算案は28日中に本会議で可決される見通しで、憲法の規定により年度内成立が確実になる。