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慰安婦問題“被害者中心”欠いた~韓国外相

2018年2月27日 8:03

韓国の康京和外相はスイスで開かれている国連人権理事会で、慰安婦問題の解決に向けたこれまでの努力は「被害者中心の取り組みを欠いていた」などと述べた。

康外相「政府のこれまでの慰安婦問題解決への努力は明らかに被害者中心の取り組みが欠けていた」

26日、スイス・ジュネーブで開幕した国連人権理事会で韓国の康京和外相は、2015年の日韓合意は元慰安婦の救済に不十分との認識を示した。国連などの場で「互いの非難や批判を控える」と定める日韓合意をよそに、慰安婦問題は解決されていないとする文在寅政権の主張を改めて国際社会の場で繰り返した形。

安倍首相は平昌オリンピック開会式にあわせて韓国を訪れた際、文大統領に「日韓合意は最終的・不可逆的なものだ」と伝えているが、韓国の外相によるこの発言は、新たな波紋を呼びそうだ。