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北朝鮮側「米国と対話する十分な用意ある」

2018年2月26日 0:41

平昌オリンピック閉会式に出席するため韓国を訪れている北朝鮮の金英哲統一戦線部長は、25日、文在寅大統領と会談を行い、「アメリカと対話する十分な用意がある」と述べた。

韓国大統領府の発表によると、文在寅大統領は、北朝鮮・政府代表団の金英哲統一戦線部長らと、平昌で1時間の会談を行ったという。

会談では、文大統領が南北関係の改善を進めるべきと強調し、北朝鮮側は、「金正恩委員長も同じ意志を持っている」と応じたという。

また、文大統領が「朝鮮半島をめぐる問題の解決のため、アメリカと北朝鮮の対話が速やかに行われなければならない」と指摘したところ、北朝鮮側は、「アメリカと対話をする十分な用意がある」と述べたという。双方は、南北関係と米朝関係が共に発展すべきとの認識で一致した。

一方、閉会式では金氏とアメリカのイバンカ補佐官との接触があるか注目されていたが、アメリカの政府高官によると、北朝鮮代表団との接触はなかったという。