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“データ精査終了”まで予算案採決先送りを

2018年2月26日 12:00
“データ精査終了”まで予算案採決先送りを

働き方改革を巡る国会論戦。労働時間を巡る厚生労働省のデータの不備を受けて希望の党の山井議員は、データの精査が終わるまで来年度予算案の委員会採決を先送りするよう求めた。

予算案について与党側が27日の採決を目指す中、山井議員は、データの精査が終わるまで「採決できないのは当たり前だ」と迫った。

希望の党・山井議員「裁量労働制の労働時間という一番根幹的なデータが正しいか正しくないか精査中、わからない」「大臣、早急に調査結果を出してください。さもなくば私たちはそれが出てくるまで(予算案の)採決、当然待ちますよ。当たり前じゃないですか。国民の命にかかった議論を私たちはやってるんですよ」

加藤厚労相「ある意味では(裁量労働制の)規制強化という形で取り組まなきゃいけない。逆に今のままではなくて、それをしっかり強化していこうということも含んでいるということを、ぜひご理解いただきたいと思います」

加藤厚労相は、働き方改革関連法案には裁量労働の規制強化も含んでいると理解を求める一方で、予算案の採決については「コメントを避けたい」と述べるにとどめた。

これに対して山井議員は、「予算委員会で明らかになった問題は予算委員会で結論を出すのが当然だ」と強調した。