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米・民主党、ロシア疑惑捜査の「偏向」否定

2018年2月25日 13:44

アメリカのトランプ政権を巡るロシア疑惑について、与党・共和党が今月初旬に、捜査は当初から「反トランプ」で偏っていたとする文書を出したが、24日、民主党はこれに反論する文書を公開した。

アメリカの共和党は今月2日に2016年の大統領選挙でFBI(=連邦捜査局)などがトランプ陣営幹部の捜査令状を取得する際、クリントン陣営の資金援助で作られた資料をもとに裁判所の許可を取ったなどと指摘する文書を公開。ロシア疑惑の捜査は当初から「反トランプ」で偏っていたと主張した。

これに対抗して民主党は24日、FBIは共和党の主張する時期より前からトランプ陣営幹部とロシア側の接触に関心を持っていた、と指摘。捜査に問題はないとする文書を公開した。文書の一部は機密情報にあたるとして黒塗りされている。

この後、トランプ大統領はツイッターでロシア疑惑の捜査は「全体的に魔女狩り」で「違法で恥だ」と主張した。捜査の進展とも絡み、大統領側と民主党との攻防も激しくなっている。