×

米大統領 銃規制訴えに「教師が銃持てば」

2018年2月22日 10:43

アメリカの高校で起きた銃の乱射事件で銃規制を求める声が広がりを見せている。高校生らが21日、ホワイトハウスを訪れトランプ大統領に直訴した。

21日、ホワイトハウスでは銃撃事件が起きたフロリダ州の高校の生徒や遺族らがトランプ大統領と面会し、それぞれの思いを訴えた。

男子生徒「私は親友を失いました。なぜ今も店で戦争用の銃が買えるのか理解できない」

娘を亡くした父親「娘が話すことはもうない。彼女は9発も撃たれ殺された。この問題をなんとかしなければ!娘に会えないのが許せない」

これに対し、トランプ大統領は教師が銃を持てばいいと述べた。

トランプ大統領「銃に熟練した教師がいれば攻撃されてもすぐに解決できる」

トランプ大統領はこの前日、銃の発射能力を高める装置の禁止を指示するなど世論に押される形で規制強化に乗り出したが、反対の声も根強く、先行きは不透明。

一方、事件が起きたフロリダ州を中心に高校生らが主体となったデモも広がりを見せている。

参加者「銃規制を議論するのは早すぎると言う人もいるが、早すぎることなどない」

生徒らは「学校に安全にいける環境を作ってほしい」などと銃規制の強化を訴えた。