トランプ氏“銃発射能力向上装置”規制指示
アメリカで銃規制の強化を求める声が一層高まっている中、トランプ大統領は20日、銃の発射能力を高める装置を禁止する規制を設けるよう司法長官に指示した。
トランプ大統領「私は合法の銃を機関銃に変えるすべての装置を禁止する規制を提案するよう司法長官に指示する覚書に署名した」
去年10月にラスベガスで起きた銃乱射事件では銃の連射を可能にする「バンプストック」という装置が使われ58人が死亡した。今回、トランプ大統領はこうした銃の能力を高める装置を禁止する規制を設けるよう指示したもの。
トランプ大統領は就任以降、一貫して銃規制には消極的な姿勢だったが、先週起きたフロリダ州の高校での乱射事件で銃規制の強化を求める声が一層高まっていることを受け、今回の判断にいたったとみられる。
有力紙「ワシントンポスト」などが行った世論調査では、トランプ大統領が銃乱射事件を防ぐために十分に働いていないと答えた人が62%にも上っていた。