地域活性“まちづくり”に重要なこととは?
コミュニティデザイナーの山崎亮氏は、中山間地域の活性化や公共空間の活用などを手がけている。コンセプトは“モノをデザインしないデザイナー”。ワークショップなどを通じ、地域住民自身が問題意識を持ち、主体的に“まちづくりの担い手”となれるようなコミュニティ作りに取り組んでいる。
――約200の自治体の“まちづくり”に関わってきた山崎さん、地方の町を活性化させるポイントは何でしょうか?
地方の町を元気にしようと思うと、建物を建てるとか、イベントをするなどの方法もあるんですけれども、その基礎には、町の人たち自身が自分たちの町を「どうしても元気にするんだ」という気持ちがすごく重要だと思いますね。
――その人と人とのつながりをデザインなさっているということなんですね。
人は1人で「元気にするんだ」と思っても、なかなかその気持ちが長続きしない事が多いので、みんながそれぞれつながって「何か一緒にやってみようよ」という気持ちを、つながりの中で育んでいくというのが我々の仕事だと思います。
【the SOCIAL guestより】