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イスラエル×イラン“侵略”巡り非難の応酬

2018年2月19日 10:49

ドイツのミュンヘンで18日に行われた安全保障に関する国際会議で、対立するイスラエルとイランの間で非難の応酬となった。

ドイツで行われた「ミュンヘン安全保障会議」での演説で、イスラエルのネタニヤフ首相は、「イランが先週、イスラエルを侵略した」と主張。イランのドローンの残骸だとする物を取り出し、イランのザリフ外相を挑発した。

――これは我々が撃ち落としたイランのドローンの残骸だ。(イランの)ザリフ外相見覚えあるでしょう?あなたの国のものだ。

ネタニヤフ首相は「必要ならば、イランの本土に対しても行動を起こす」と述べ、イランへの攻撃も辞さないと警告した。

これに対しザリフ外相は、ネタニヤフ首相の行動を「漫画のようなショーだ」と切り捨てた上で、反論した。

――イスラエルこそ近隣諸国への侵略を政策にしている。

イスラエルは隣国のシリアで、アサド政権を支援するイランの存在感が増すことを強く警戒していて、両国の対立が国際会議の場でもあらわになった形。