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“裁量労働”で厚労相謝罪 野党は辞任要求

2018年2月19日 15:24
“裁量労働”で厚労相謝罪 野党は辞任要求

国会では19日、厚生労働省による裁量労働制の方が一般の労働者より労働時間が短いというデータについて加藤厚労相は「異なるデータを比較して不適切だった」と陳謝した。

「不適切だった」とする加藤厚労相に対して立憲民主党の高井議員は、裁量労働制の拡大を盛り込んだ働き方改革関連法案の撤回を求めると共に大臣辞任を求めた。

立憲民主党・高井議員「もう一度(法案を)白紙撤回していただかないと、我々としては今までの議論の時間は何だったんだということであります。私はこれ、極めて大きな大臣の責任問題だと思いますが、大臣自らけじめをつけておやめになるという考えはありませんか」

加藤厚労相「今回こうした不適切なことがあったこと、これに対して深くおわび申し上げたいと思います」

加藤厚労相はこのように陳謝したが、自らの進退には言及しなかった。

また高井議員はこのデータの一部が提出された上で、法案の内容を検討した労働政策審議会やデータをもとにした国会審議をやり直すべきだとただしたが、加藤厚労相は「それぞれの調査が不適切だったとは言っていない」として、やり直す必要はないとの認識を示した。