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厚労省説明に野党反発 午前の質疑ストップ

2018年2月19日 14:09
厚労省説明に野党反発 午前の質疑ストップ

安倍首相が裁量労働制で働く人の労働時間についての国会での答弁を撤回した問題で、答弁のもととなった調査について厚生労働省は19日、「不適切だった」と謝罪した。

厚生労働省側の説明に対して野党側は強く反発していて午前中の委員会審議はストップした。

野党側は政府が「データをねつ造したのではないか」などとして、裁量労働制の拡大を断念するよう求めている。

厚労省は19日朝、衆議院予算委員会の理事会に調査についての資料を提出した。しかし野党側は「説明が不十分だ」として午前中の質疑はストップした。

その後、厚労省が調査の方法を記した追加資料を提出し、午後1時過ぎに委員会は再開された。

一方、野党6党は合同で厚労省からヒアリングを行い、「データをねつ造したのではないか」と追及した。

希望の党・山井議員「全然違うデータの比較してるんじゃないんですか。不適切というより、故意にねつ造したということじゃないんですか」

厚労省の担当者は「データは不適切と認識しており、深くおわび申し上げる」「確認が不十分だった」などと釈明したが、ねつ造かどうかについては言及しなかった。

野党側は実態調査のやり直しと働き方改革関連法案を国会に提出しないよう求めていく方針。