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福一事故から7年へ…飯舘村を考えるシンポ

2018年2月17日 19:38
福一事故から7年へ…飯舘村を考えるシンポ

東京電力・福島第一原子力発電所の事故からまもなく7年になるのを前に、避難指示がほぼ解除された福島県の飯舘村について考えるシンポジウムが開かれた。

17日のシンポジウムには、飯舘村の住民や研究者など約150人が参加し、復興をどう進めていくかなどについて話し合った。飯舘村の避難指示は、一部の区域を除いて去年3月末に解除されたが、村に戻った住民は全体の1割程度にとどまっている。

村に戻った住民「安らげる場として、村に戻ることを決めました。村に戻って暮らしているからといって、東電を許したわけではない」

避難先で暮らす住民「『解除になりましたから村に戻りましょう』と言ったときに、(避難先で)新しくできたコミュニティーが、また破壊をしてしまう」

シンポジウムではこのほか、村民の半数に当たる約3000人が東京電力に対し損害賠償の申し立てを行っている現状などが報告された。