ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層ＮＥＷＳ　ここにフォーカス」。北朝鮮が中止を求め、アメリカと日本が予定通りの実施を求めているアメリカと韓国の合同軍事演習の行方について。

拓殖大学教授・川上高司氏「アメリカは、もし韓国が（米韓合同軍事）演習をしないと拒否した場合には、相当テンションが上がると思う」

─米韓同盟そのものを否定されるような…

拓殖大学教授・川上高司氏「米韓同盟否定、それから文在寅大統領に対してかなり強い姿勢で、退陣とまでは言いませんが、どういう態度に出るのか、一つ私は見ものだと思う」

元防衛相・中谷元氏「アメリカ抜きにして韓国の安全保障は成り立たないし、そのために米韓の軍事演習は、アメリカにとっては存立を懸けた必要なものだと思っている。これがすぐ行われるかどうかは一つのポイントだと思うが、私は、オリンピックが終わればわりと近い時期に実施されて、それはそれとして北朝鮮に圧力を掛けていくんじゃないかないかと思う」

聖学院大学教授・宮本悟氏「このまま米韓合同軍事演習がそのままできるかというと、たぶん不可能なんです。というのは、アメリカ軍のスケジュールを考えた場合、４月末からしかできない。本来、米韓合同軍事演習は２か月間続く。となると４月末から６月末まで。７月にはまた夏の米韓合同軍事演習がある」
「こんな短期間で連続してやるというと、アメリカ軍のスケジュール上、無理ですから。やるとしても短くなる。小規模になる。これをもって（韓国の）文政権は『自分たちはできるだけ米韓合同軍事演習をしないように回避した、努力した』ということを北朝鮮へのメッセージとして投げると思う」