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中国軍事力拡大で米の優位性崩れ~英研究所

2018年2月15日 10:31

イギリスのシンクタンクIISS(=国際戦略研究所)は14日、世界の軍事情勢を分析した最新の報告書を発表し、中国の急速な軍事力拡大によりアメリカの優位性が崩れつつあるとの見方を示した。

報告書は、中国がレーダー探知されにくいステルス性能を持つ新型戦闘機「殲20」を前線部隊に配備することにより、アメリカは唯一のステルス軍用機保有国の座を失うことになると指摘。

また中国は新型の長距離空対空ミサイルPL-15も今年中に配備する可能性があるなどとして、アメリカとその同盟国が保ってきた空軍力における優位性が崩れつつあるとした。

一方、北朝鮮についてはより強力な核実験の実施に加え、初となる大陸間弾道ミサイルの発射実験も行っており、着実に弾道ミサイルの能力を向上させていると分析している。