連日熱戦が繰り広げられている平昌オリンピック。１６日はいよいよ、羽生結弦選手が登場するフィギュアスケート・男子シングルが始まる。今回はこれを知ればジャンプの違いが分かる「３つのポイント」を紹介する。

ジャンプの中でも見分けるのが難しい“ルッツ”と“フリップ”。どちらも左足で滑ってきて、右足のつま先で氷をけり跳び上がる。ジャンプの回転方向も同じ。ルッツとフリップの違いは何なのか？

■ルッツとフリップを見分けるポイント１

助走の軌道が違う！

上から見てみるとジャンプの直前の助走で描く軌道が違っている。フリップは助走の軌道とジャンプの回転が同じ方向だ。これに対してルッツは助走の軌道とジャンプの回転が逆なので難しく、ルッツの方が高い得点になる。

■ルッツとフリップを見分けるポイント２

踏み切る前の角度が違う！

ルッツはスケートの刃の外側に体重をのせ体が外側に倒れている。これに対してフリップは、刃の内側に体重をのせ内側に倒れる。これがきちんとできないと減点になってしまう。

■ルッツとフリップを見分けるポイント３

フリップは助走中に向きを変える！

フリップは前向きに助走してきて、踏み切る直前に後ろに向きを変えて跳ぶ選手が多いジャンプだ。ルッツは後ろ向きで長めの助走をする選手が目立つ。

■最後に問題「このジャンプはルッツ？フリップ？」

※正解は動画でご確認ください。

踏み切る前の動きでジャンプがわかるので、そこに注目して五輪フィギュアを観戦してみてはどうだろうか。

【ｔｈｅ　ＳＯＣＩＡＬ　ｖｉｅｗより】