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日韓首脳会談 首相は慰安婦合意どう迫る?

2018年2月9日 16:48
日韓首脳会談 首相は慰安婦合意どう迫る?

平昌オリンピックの開会式に出席するため韓国を訪問している安倍首相は、文在寅大統領と会談した。

会談が始まってから約1時間が経過しようとしているが、終わったという報告は入っておらず、予定時間をオーバーして続いている。焦点は慰安婦問題の日韓合意をめぐるやりとりだが会談の冒頭で両首脳は慰安婦問題には触れなかった。会談冒頭、両首脳は「未来志向の日韓関係に向けて」と口をそろえ、笑顔も見られた。

その後の会談で安倍首相は日韓合意が「最終的かつ不可逆的なものだ」として着実な履行を求めたものとみられる。これに対して日韓合意では慰安婦問題は解決されていないとする文大統領がどう応えたのかが焦点。一方で安倍首相は北朝鮮の融和姿勢に惑わされずに核ミサイル開発を放棄するまで圧力を強めていく方針で一致したい考え。

Q:慰安婦問題で言うべきことを言って北朝鮮問題で協力を求めるというのは難しいかじ取りが迫られそうだが。

まさに安倍首相の手腕が問われることになる。安倍首相は当初、慰安婦問題の対応への不満から「平昌に行くような状況ではない」と周辺に語っていた。しかし、オリンピックがスポーツの祭典であることや日韓の対話を閉ざすべきではないと判断して韓国にやってきた。

両首脳が言葉だけでなく本当に未来をむいた会談ができるかが今後の日韓関係を占う鍵となる。