×

北の芸術団が韓国入り 7日には応援団も

2018年2月7日 2:15

平昌オリンピック開幕を9日に控え、韓国で公演を行う北朝鮮の芸術団が6日、韓国に入った。7日は200人以上の応援団が韓国入りする。

北朝鮮の「三池淵管弦楽団」114人と支援スタッフは6日午後、貨客船「万景峰92号」で韓国北東部の墨湖港に入った。

一方、朝鮮中央テレビは、楽団が平壌駅を出発した時の映像を公開。金正恩委員長の妹・与正氏が玄松月団長らを笑顔で見送る様子が放送された。大規模な芸術団の派遣を内外にアピールしたい狙いがうかがえる。

また、7日は金日国体育相らオリンピック委員会関係者と応援団229人などが午前に韓国入りする予定。

応援団はこれまでの国際大会に派遣された応援団と同様に、若い女性を中心に結成されているとみられ、北朝鮮だけでなく韓国の選手も応援する。韓国側との共同応援も行うとされていて、北朝鮮としては、芸術団の公演と大規模な応援団の派遣で、南北の融和ムードを高める狙いがあるとみられる。