×

診療報酬改定 「かかりつけ医」推進へ

2018年2月7日 20:40
診療報酬改定 「かかりつけ医」推進へ

患者が治療を受ける際、医療機関に支払われる「診療報酬」について、4月から改定される内容がまとまった。地域の「かかりつけ医」の推進が狙い。

増え続ける高齢者らが大病院に集中すると、重症者や救急患者に医療を提供できなくなるとして、今回の改定も、入院より在宅医療、大病院より地域の診療所へ、と促す内容。

具体的には、往診や夜間・休日の電話対応などいわゆる「かかりつけ医」の機能を持つ診療所が、初めての患者を診察すると、診療所への報酬が800円多くなる。

また、複数の診療所が連携し、ある患者を24時間往診できる体制を作ると、その患者を診る場合の報酬がひと月2160円増える。

一方、紹介状なしで大病院を受診する患者が5000円を負担する制度では、対象の病院を増やし、これまでの500床以上から400床以上の病院とする。