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73℃のめっちゃ熱いカイロ 高温の仕組み

2018年2月7日 15:15
73℃のめっちゃ熱いカイロ 高温の仕組み

この冬は、全国的に厳しい寒さが続いている。そんな中で、売れ行きを伸ばしているのが使い捨てカイロ。最近では、これまでにない熱いカイロも売れて話題になっている。

“めっちゃ熱いカイロ!マグマ”。パッケージには、最高温度は73℃!“やけどに注意”の文字がある。

従来のカイロと比べてみても温度の違いがわかる。開発に1年以上を費やしたマグマ。どうやってこの高温を作り出したのだろうか?

そもそもカイロの熱は、袋の中の粉末状の鉄に水分と酸素が触れることによって生まれる。ここでポイントになるのが活性炭。酸素の供給を促す働きがある。マグマはこの活性炭を増やすことで高温を実現した。

桐灰化学・高階良さん「従来のカイロよりも高温かつ長時間の温度を維持するカイロを作ろうと思いますと、非常に緻密な調合の作業が必要になりますので、そこに時間がかかりました」

活性炭を増やすだけでは長時間、高温を維持することは難しく、緻密な調合が必要になるという。また調合だけでなく、理想に適した量の酸素を取り込むためにカイロを包む不織布まで見直したという。

マグマ誕生のきっかけは、工事現場や警備といった屋外で作業をする人たちからの「もっと温かいカイロが欲しい」という声から生まれた。ただ高温なことから屋内での使用禁止。1時間に1回、肌の状態を確認するなど注意が必要とのこと。

【the SOCIAL viewより】