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「万景峰号」が韓国入り 入港で一時騒然

2018年2月6日 18:11

北朝鮮の芸術団は6日、貨客船「万景峰号」で韓国入りした。韓国・墨湖から横田明記者が伝える。

白い船体の北朝鮮の「万景峰92号」。船の後方には北朝鮮の国旗が確認できる。玄松月団長率いる「三池淵管弦楽団」114人と支援スタッフが乗る「万景峰92号」は、6日午後5時頃に江陵近くの港に着いた。

しかし、入港の際には一時、騒然とした。岸壁に集まった北朝鮮のオリンピック参加に反対する団体に対し、警察が消火器をまくなどして、一時、非常に物々しい雰囲気になった。船が港に入ってくると、反対派の団体が岸壁で抗議の声をあげながら北朝鮮の国旗を燃やし、これに対して、警官隊が消火器をまくなど騒然とした。

保守系の団体の反対集会を規制する警察が展開し、この付近の上空は、安全確保のため臨時に飛行禁止区域が設定され、厳戒態勢となっている。

「万景峰92号」はこのまま芸術団の宿泊施設として利用され、楽団は8日に江陵、11日にソウルで公演を行う。