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南北合同チーム、最初で最後の強化試合

2018年2月5日 6:47

平昌オリンピック開幕を9日に控え、アイスホッケー女子の韓国と北朝鮮の南北合同チームが4日、大会本番前、最初で最後の強化試合に臨んだ。

試合会場前では、南北合同チームを歓迎するイベントが開かれている。その一方で、道路を挟んで反対側では、北朝鮮のオリンピック参加反対を叫ぶデモ活動が行われている。

試合会場の外では賛否が渦巻く中で始まったスウェーデンとの強化試合。22人のベンチ入りメンバーには、北朝鮮選手4人が起用された。

スタンドを埋め尽くした観客が統一旗を振りながら声援を送る中、試合は、世界ランキング5位の強豪スウェーデンが主導権を握る展開に。南北合同チームは1対3で敗れたものの、1点を奪い返した場面では、割れんばかりの声援が上がった。

観戦した人「とても感動的だったし、1点決めた時には胸がいっぱいになった」

観戦した人「対立して戦うばかりだった関係が、このように1つになれば、統一という瞬間が近づいていると感じられた」

チームを率いるマレー監督は、試合後、南北の合流から短い時間ながら「チームは成長している」と手応えを口にした。

南北合同チームは、今月10日に平昌オリンピックの初戦を迎え、スイスと対戦する。