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露疑惑“捜査は偏向”米・共和党が文書公表

2018年2月3日 12:43

アメリカのトランプ政権をめぐるロシア疑惑の捜査が当初から野党・民主党寄りの偏ったものだったとする文書を2日、共和党が公表した。トランプ大統領としても疑惑捜査をけん制する狙いがあるとみられる。

今回公表された文書では、2016年のアメリカ大統領選挙でFBI(=連邦捜査局)などがトランプ陣営幹部の捜査令状を取得する際、クリントン陣営の資金援助で作られた資料をもとに裁判所の許可を取ったと指摘している。

文書は、与党・共和党が司法省などの情報も踏まえて作成したもので、機密扱いとされているが、トランプ大統領が公表を許可した。ロシア疑惑の捜査が「反トランプ」で偏り、正当性がないと印象づける狙いがあるとみられる。

トランプ大統領「アメリカで起きていることは恥だ」

FBIは、機密扱いの文書の公表には「深刻な懸念がある」と反発していて、今後、大統領と捜査側の攻防が激しさを増しそうだ