米・トランプ氏 シリアへの軍事攻撃を検討
アメリカのトランプ大統領が、シリアのアサド政権が新型の化学兵器を開発しているとして、シリアへの軍事攻撃を検討しているとロイター通信が1日、報じた。
ロイター通信が複数の政府高官の話として伝えたところによると、トランプ大統領はシリアのアサド政権が新型の化学兵器の開発を続けているとみて、その使用を抑え込むために去年4月以来、2度目となるシリアへの攻撃を検討しているという。
アサド政権は一貫して化学兵器の使用を否定している。
一方、アメリカ国務省は1日、シリアの反体制派の支配地域への空爆で化学兵器が、この1か月に3回使われた疑いがあるとして懸念を表した。
アメリカ国務省ナウアート報道官「シリア政府が塩素ガスを使用し、無実の市民を脅かしているということに、アメリカは強い懸念を表明する」
さらに、アサド政権に影響力を持つロシアにも責任があると批判している。