２年の任期満了に伴う日本相撲協会の理事候補選挙が、２日午後に行われる。一門からあえて２人の立候補者を出した貴乃花親方が当選できるかが注目される。

１日、両国国技館では理事長の八角親方や春日野親方らが次々と立候補を届け出た。日馬富士の傷害事件への対応をめぐり、史上初めて理事を解任された貴乃花親方も届け出を行い、さらに一門からは阿武松親方も立候補したため、理事１０人の枠を１１人の候補が争うことになった。

貴乃花親方は１日夜に開かれた一門会の席で、自分は１票でいいからと述べ、選挙を行う意義を強調したという。

阿武松親方「（記者：お疲れさまです）お疲れさまです、どうも。（Ｑ：きょうどういったお話を？）まとまって頑張ろうということです」

常盤山親方「（貴乃花親方は）私は出ますよと。彼の頭の中は、選挙しなきゃいかんという。『選挙しなきゃいかんですよ』と言ってたけどね。（貴乃花親方）本人は『１（票）でいいですよ』と」

当選の目安は９票から１０票とされる中、貴乃花親方が浮動票を集めて当選できるのか。理事候補選挙は２日午後２時から両国の相撲教習所で行われ、夕方までに結果が発表される。