「丸善石油化学」一部製品で不適切検査
石油元売り大手の「コスモエネルギーホールディングス」は、子会社の「丸善石油化学」が一部の製品で不適切な検査を行っていたことを明らかにした。
丸善石油化学によると、不正は去年12月から始めた社内調査で発覚したという。
具体的には取引先と定めた必要な検査が行われていなかったり、実際には検査を行っていない項目に結果が書き込まれるなどしていたという。
不正が行われた製品はプロピレンやベンゼンなど計21品目で、販売している製品の数量全体の3割にのぼるが、法令違反などはなく、製品の安全性にも問題ないことが確認されているという。
丸善石油化学の鍋島勝社長は社内調査委員会を設置し、原因を究明して再発防止に努めるとしている。