×

日韓首脳会談へ 安倍首相に期待することは

2018年2月2日 21:09
日韓首脳会談へ 安倍首相に期待することは

ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWS ここにフォーカス」。2日は、南北の融和ムードの中、平昌オリンピック開幕式に出席し、日韓首脳会談を行う安倍首相に期待することについて。

自民党政調会長代理・山本一太氏「北朝鮮が平昌五輪に協力姿勢を打ち出してきた背景は明らかで、(韓国の)文在寅政権の弱点を見抜いた上での外交攻勢ですから。向こう(北朝鮮)側に持って行かれないように日韓首脳会談、ペンス(米)副大統領も含めた会談が韓国の離反を防ぐ、北朝鮮の外交攻勢に持って行かれないような状況になることに資すれば、それは意味があるんじゃないかと思う」

Q:一つカギを挙げるとすれば何になると思いますか?

山本一太氏「なかなか難しい。韓国政府と韓国国民に、総理がいかにリスクを取って未来志向の関係のために訪韓したかをちゃんと分かってもらうことだと思う」

元国連大使・吉川元偉氏「韓国に(安倍首相が)行くのは『オリンピックのために行くんだ』というふうに自分でアジェンダ(行動計画)を設定されることがいいと思う。北朝鮮問題はどっちにしても逃げていかない。ですから、これからも日米韓を中心にして圧力を加える。それから、世界でまだ150以上の国が北朝鮮と外交関係を持っている。その150の国の1人1人に北朝鮮の核・ミサイルの問題、悲惨な人権状況、この中には拉致問題も入っている。この問題は日本と韓国や北朝鮮の問題じゃなく、みんなの共通した問題だと各個撃破でたたいていくことが必要だと思う。それを今回もぜひやってもらいたい」