沖縄でアメリカ軍のヘリコプターによるトラブルが相次いでいる問題で、沖縄県議会は、普天間基地の「即時運用停止」を求める意見書と決議を全会一致で可決した。

沖縄県議会が１日に全会一致で可決した意見書と決議は、普天間基地の「即時運用停止」のほか、アメリカ海兵隊の早期の県外・国外への移転などを求めている。

沖縄県内では去年１２月、普天間基地に隣接する小学校のグラウンドに普天間所属の大型ヘリの窓が落下。今年に入ってからも普天間所属ヘリの不時着が３件続いている。

沖縄県や県議会はこれまで、アメリカ軍機の総点検や、その間の飛行中止などを求めてきたが、アメリカ軍が応じていないことから、決議では初めて、普天間基地の「即時運用停止」に踏み込んだ。