京都大学が、去年の２次入試で出題ミスがあったことを認めた。約２０人の受験生の合否に影響があるという。

出題ミスは、去年２月に実施された２次入試の物理の「音波」に関する問題。京都大学は、先月１９日、「解答不能な設問がある」と予備校講師からの指摘を受け、検証を進めていた。

大学によると、ミスの影響で、不合格となった受験生や、合格したものの希望の学科に進めなかった人が約２０人いるという。

今年の願書受け付けは先月３１日で締め切られているが、問い合わせも相次いでおり、京都大学は午後４時から記者会見を開き、今後の対応などを明らかにする予定。

今回、京都大学の不備を指摘した予備校講師は、先月に発覚した大阪大学の出題ミスでも不備を指摘。大阪大学は一度不合格にした３０人を追加合格させたばかり。