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神戸製鋼、3年ぶり黒字見通し

2018年2月1日 20:44

神戸製鋼は、今年度の最終損益が3年ぶりの黒字になるとの見通しを発表した。

神戸製鋼は、1日に開かれた去年4月から12月の決算発表会見で、一連のデータ改ざん問題による販売の減少や補償費用などが今年度の業績に100億円程度のマイナスの影響を及ぼすとの見通しを示した。

その上で、これまで未定としていた今年度の最終損益について、450億円の黒字を見込んでいると発表した。データ改ざん問題の安全性の検証が進み、業績への影響を一定程度、織り込むことができたとしている。

最終損益の黒字は3年ぶりで、データ改ざん問題の影響がありつつも、鉄鋼製品や建設機械の販売が好調で利益を押し上げたとしている。

一方、神戸製鋼は会見で、一連のデータ改ざんによる製品の納入先企業525社については、今月中にも安全性の確認が終了するとの見通しを明らかにしている。