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トランプ氏 公約実現と強い米国再建訴える

2018年1月31日 14:19

就任2年目をスタートさせたアメリカのトランプ大統領が内政・外交政策の方針を示す、初めての一般教書演説を行った。ワシントンから中継。

演説は全米でテレビ中継された。11月の中間選挙に向け、公約の実現を迫られているトランプ大統領はいつもの攻撃的な姿勢を封印し成果をアピールした。

トランプ大統領「共に、我々は安全で強く誇り高いアメリカをつくっている」「我々はアメリカ史上最大の減税を実行した」

また、大統領は何としても実現したい公約の、壁の建設費用とインフラ整備費160兆円あまりを確保して欲しいと与野党に協力を求めた。

一方、外国に対しては強い姿勢。貿易面では、先日「復帰の検討」を表明したTPP(=環太平洋経済連携協定)について直接の言及はなかったが、「新しい協定を交渉していく」と強調した。

トランプ大統領「経済面で降伏する時代は終わった。ひどい貿易協定を修正し、新しい協定を交渉していく」

さらに、安全保障では「力による平和」を訴え、核兵器の近代化を進める方針を強調。北朝鮮については圧力を最大限に高める決意を示すと同時に強い危機感も示した。

トランプ大統領「無謀な核・ミサイル開発がすぐにでも我々の国土を脅かす可能性がある」

公約実現と強いアメリカの再建を訴えた大統領だが、ロシア疑惑の行方次第では今後、政権が立ちゆかなくなる可能性もある。