×

ハワイ緊急警報誤送信 担当者の誤解が原因

2018年1月31日 9:50

今月13日にアメリカ・ハワイ州で弾道ミサイルの緊急警報が誤って一斉送信された問題で、FCC(=アメリカ連邦通信委員会)は30日、担当者が警報システムの訓練を実際の攻撃と誤解したことが原因だったとの中間報告書を発表した。

FCCの中間報告書によると、ハワイ州緊急事態管理局の職員が、13日朝に行われた抜き打ち訓練で、軍からの通報として使われた音声メッセージの中で「訓練だ」と連呼されたのを聞き逃した。さらに、メッセージには「これは訓練ではない」との言葉も含まれていたため、職員が実際の攻撃と誤解し、警報ボタンを押したという。

ハワイ州は30日に会見し、この職員を解雇し、緊急事態管理局長が引責辞任したことを明らかにした。また、誤って送信された警報をただちに取り消すシステムを新たに導入したと発表した。