「NEM」流出先口座から別口座に送金再開
仮想通貨取引所「コインチェック」から580億円分の仮想通貨が流出した問題で30日夜、流出先のハッカーとみられる口座から別の口座に送金が再開されたことがわかった。
仮想通貨の取引所「コインチェック」から流出した仮想通貨「NEM」は、30日夜、再び9つの口座に送金され、あわせて19の口座に分散されたことがわかった。情報セキュリティーに詳しい杉浦隆幸さんによると、追跡を逃れる狙いがあるとみられる。
また、コインチェックは30日夜、一時的に停止している出金について、安全性が確認され次第再開するとして、数日中にも見通しを知らせると発表した。
コインチェックでは、12月から広告を出し、顧客が拡大していたが、金融庁はこうした顧客の拡大に適切に対応できるシステムを構築していたのか、疑問視している。
仮想通貨を扱う他の取引所では、新たな広告宣伝を出すタイミングを遅らせるなどの動きが出てきている。