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改善みられず…認可外保育施設を行政処分

2018年1月30日 22:07
改善みられず…認可外保育施設を行政処分

千葉県は、市川市の認可外保育施設について、安全管理などを繰り返し指導したにもかかわらず、改善しなかったとして行政処分を行った。

千葉県によると、千葉県市川市にある認可外保育施設「あすなろベビーホーム」は、法律に定められている子どもの身長・体重測定などの発育チェックや健康診断などを行っていなかったという。

また、3年前の9月には、預かっていた2歳の子どもが夜中に建物の外に1人でいるところを通行人が発見し、警察が保護していた。この子どもは、2階にある、この保育施設の窓から転落していたとみられていて顔にかすり傷があった。

この施設を一人で運営している女性施設長は、この子どもが転落した当時、別室で食事をしていたという。

千葉県は、当時の利用者から相談を受け、立ち入り調査を行い、健康状態の把握をほぼしていないこと、施設の衛生状態の悪さや必要な帳簿が作られていないことなどについて指導したが、改善されなかったという。

千葉県は今後も指導を続け、改善がみられない場合は事業停止や施設閉鎖もありうるという。