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有効求人倍率 43年11か月ぶりの高水準

2018年1月30日 10:49
有効求人倍率 43年11か月ぶりの高水準

去年12月の有効求人倍率は、1.59倍に上昇し、43年11か月ぶりの高い水準となった。

仕事を探す人1人に対し求人がいくつあるかを示す去年12月の有効求人倍率は、前の月に比べて0.03ポイント上昇し、1.59倍となった。これは、高度成長期直後の1974年以来、43年11か月ぶりの高い水準で、9か月連続でバブル期のピークを超えている。

厚生労働省によると、景気が緩やかに改善し生産が好調なことから、製造業が中心となって求人をけん引しているという。

一方、12月の完全失業率は前の月より0.1ポイント高い2.8%だった。完全失業率の悪化は7か月ぶり。総務省統計局は「よりよい条件の仕事を探すために自発的に仕事を離れる人が増えているとみられる」と分析している。