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タイ総選挙“3か月”遅れか…批判強まる

2018年1月28日 6:49

軍事政権が続くタイで、民政復帰に向け今年11月に予定されていた総選挙が、最長で3か月遅れる見通しとなった。軍政が権力の維持をはかっているとして、批判が強まっている。

2014年のクーデター以降、軍主導の暫定政権が続くタイではプラユット暫定首相が、今年11月に総選挙を行うと表明していた。しかしタイの立法議会は25日、総選挙に必要な関連法の施行日を90日延期する法案を可決。

これにより、総選挙は来年2月ごろまで先送りされる見通しとなった。国民の間では、軍政が権力の維持をはかっているだけだと批判が高まっている。

27日、バンコクの中心部には80人以上の市民が集まり度重なる総選挙の延期に抗議する集会が行われた。

参加者は毎週集会をすると主張していて、緊張の高まりが懸念される。