元フィギュアスケート選手の織田信成さん（３０）が２８日、著書「フィギュアほど泣けるスポーツはない！」（ＫＡＤＯＫＡＷＡ刊）の発売記念イベントを都内で行った。

　フィギュアスケートの魅力と楽しみ方を織田さんが語りつくす一冊。元プロテニスプレーヤー・松岡修造さん（５０）との対談も掲載されている。
　織田さんは「フィギュアスケートを普段、見ない方もオリンピックをご覧になる機会はあると思うんですけど、そういうタイミングで皆さんにフィギュアスケートを知ってもらおうということで出させていただいた」と語った。

　幼少期からスケートを始めた織田さんは「母が（フィギュアの）コーチで、物心つく前にスケートをしていて、自分がどういうふうに滑れるようになったかも覚えていないくらい」と回想。
　五輪に出場した織田さんでもスケートが嫌になった時期があったそうで、「もっと練習を頑張れって言われていたんで、本当に『生きるってなんだろう？』と悩んでいた時期もありました」と明かした。

　来月、開幕する平昌五輪のフィギュアスケートでは、羽生結弦選手（２３）が注目されている。
　ケガからの復活を目指す羽生選手に織田さんは「彼がしっかりケガを治して平昌で滑るようにしてくれると、僕は絶対に信じているので。それだけを祈って応援したいなと思っています。逆境に立たされてこそ強いのが羽生結弦だと思っているので。信じて応援したい」とエールを送った。