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噴火後初の週末 観光客減少など大きな影響

2018年1月27日 19:07
噴火後初の週末 観光客減少など大きな影響

群馬県の草津白根山が噴火してから初めての週末を迎えた地元・草津の温泉街やスキー場は、観光客の減少など大きな影響を受けている。

23日に噴火した草津白根山は噴火警戒レベルが「3」に引き上げられ、火口から2キロの範囲の立ち入りが禁止されている。噴火後、初めての週末となった27日、草津町は、緊急の観測態勢が整ったなどとして、閉鎖していたロープウエー出発駅付近のゲレンデを一部オープンした。緊急時に避難誘導にあたる警察官が待機する中、通常より少ないスキー客らがパウダースノーをさっそうと滑る姿が見られた。

一方、日本屈指の名湯として知られる草津温泉のシンボル・湯畑でも、いつもの週末のようなにぎわいは見られなかった。噴火から2日間で、旅館やホテルのキャンセルはのべ1万4000人以上に上ったということで、町は「温泉街は安全だと広く知ってもらい、客足の回復につなげたい」としている。