タイ人の女らに覚醒剤を隠し持たせ、旅行客を装って日本に密輸するよう指示したとして、タイ警察はナイジェリア人の男３人を逮捕した。

タイ警察によると、逮捕されたナイジェリア人の男３人は去年１１月、知人のタイ人の女７人に、それぞれ１キログラムずつに小分けした覚醒剤を渡し、日本に密輸するよう指示した疑いがもたれている。

女らは団体ツアーの旅行客を装い、衣服や鞄の中に覚醒剤を隠して日本に渡航。捜査関係者によると、女らは成田空港で、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。

同様の手口の事件が相次いで摘発されていて、背景には、ＬＣＣ（＝格安航空会社）の参入などにより、日本を訪れるタイ人観光客が急増していることがあるとみられる。警察は他にもナイジェリア人の密輸グループが関与しているとみて捜査している。