米トランプ氏 パレスチナ交渉再開を迫る
スイスを訪れているアメリカのトランプ大統領は25日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、パレスチナ側が和平交渉に応じない限り資金援助は行わないとの方針を示した。
両首脳は世界経済フォーラムの年次総会、「ダボス会議」に出席するためスイスを訪問している。
今回の会談は、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの「首都」と認定した後、初めて行われた。
エルサレムの帰属を争うパレスチナ側の反発が強まっているが、大統領はパレスチナが和平交渉に応じない限り、資金援助を行わないとの姿勢を示した。
トランプ大統領「パレスチナは偉大なペンス副大統領との会談を拒み、我々を軽視した」「パレスチナが和平交渉の席に着かない限り、経済援助はしない」
アメリカはすでに、パレスチナ難民を支援する国連機関への拠出金の約半分の支払いを凍結している。恫喝により交渉再開を迫るやり方にはパレスチナだけでなく、国際社会からの批判を浴びそうだ。