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セーヌ川が雨で増水…洪水の恐れ パリ

2018年1月26日 5:08

フランス・パリの中心部を流れるセーヌ川が連日の雨で増水し、洪水の恐れが高まっている。ルーブル美術館では展示を一部閉鎖するなど、観光や交通機関に影響が出ている。

セーヌ川は25日現在、基準とされている橋付近の水位が4メートル以上上昇し、普段は足元の台座が見える銅像が腰の付近まで川につかっていた。

普段は、多くの人や車が行き交う川沿いの道路も、連日の雨による増水で完全に見えなくなっている。

住民「自由の女神像があるところは中州です。歩いていけますが、今は歩けません」

セーヌ川の近くにあるルーブル美術館では、地下の展示スペースの一部を29日まで閉鎖することを決定した。

また、遊覧船が欠航になったり、地下鉄の一部区間が運行を取りやめたりするなど影響が広がっている。

雨は週末まで続く見込みで、フランスの日本大使館は、雨に関する最新情報を入手して洪水被害が出た場所には近づかないよう注意を呼びかけている。