日本とフランスの外務・防衛閣僚協議（＝２プラス２）が２６日に都内で開かれ、両国は中国の海洋進出などを念頭に、自由で開かれたインド太平洋地域を維持するため、協力関係を具体化することを確認した。

河野外相「インド太平洋地域を、自由で開かれた国際公共財とするために、日仏で協力を具体化していくことで一致をしたというのが大きな成果。日本は、フランスによるインド太平洋へのさらなる関与を大いに歓迎してまいりたい」

両国はさらに、自衛隊とフランス軍が物資などを相互に提供できるようにするため、ＡＣＳＡ（＝物品役務相互提供協定）を結ぶことで大筋合意した。

また、北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐっては、北朝鮮に最大限の圧力をかけるとともに、制裁の抜け道となる違法な物資の積み替え、いわゆる「瀬取り」などに対処するため、引き続き連携していくことでも一致した。