草津白根山で火山性微動を観測 警戒を
群馬県の草津白根山では、さらなる噴火への警戒が続けられている。国土交通省の災害派遣チームは25日、新たな監視カメラを設置した。
23日の草津白根山の噴火を受け、国土交通省の災害派遣チームは25日、今回の火口になった鏡池付近から約4キロ離れた場所に、新たな監視カメラを設置した。
これまで鏡池付近からの噴火は想定されておらず、監視体制も手薄だったが、24日、気象庁が草津町役場に設置したカメラなどと合わせて監視するかたちになり、気象庁が噴火直後に避難を呼びかける「噴火速報」にも活用されることになる。
一方、気象庁によると午後4時頃に、地下の熱水などの移動を示す火山性微動が観測された。気象庁は、今後も噴火の可能性があるとして、入山を規制する噴火警戒レベル「3」を維持し、警戒を呼びかけている。