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抑えられない「怒り」コントロール法は?

2018年1月25日 19:24
抑えられない「怒り」コントロール法は?

子供をつい怒ってしまうことがないだろうか?健康にも悪影響を及ぼす、怒りの感情について考える。

高校生の娘がいる母親「連絡がないとか、(帰りが)遅いなとイライラしてきて、電話しても連絡がつかないと『何のために携帯(電話)を持っているの』とか」

子どもが言うことを聞いてくれない時など、抑えられなくなる…怒りの感情。どうすれば、感情に振り回されずに怒りをコントロールすることができるのだろうか?

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【アンガーマネジメントとは】
怒りを管理、コントロールする「アンガーマネジメント」という言葉を知っているだろうか。時として怒ることも必要だが、感情を爆発させるような怒り方をしないようにするための心理トレーニングのことを指す。

今、職場などでのパワハラ対策を目的に研修に取り入れる省庁や企業、また、いじめ防止のため、このアンガーマネジメントに取り組む学校も増えてきているという。スポーツの世界でも、アンガーマネジメントを取り入れて、好成績を残した選手もいる。

徐々に広まってきているアンガーマネジメント。実際に、日本アンガーマネジメント協会が行っている講座を取材した。

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【身近なほど、怒りは強くなりやすい】
先週、都内で行われたアンガーマネジメント入門講座。講座の中では、参加者同士でどんなことで怒ってしまうのか話し合われた。

子育て中の女性「『まだご飯食べているの?』とか、『いつまで何してるの?』とか、着替えもしないでテレビ見ながら止まっていたりするので、カッとなってバッと怒ったりするんですけど、数分後に『あっごめん、私また怒っちゃったね、ごめん』とか謝ってたりとか…」

定期的に講座を開いている小尻さんによると、身近であればあるほど、怒りは強くなりやすいという。

日本アンガーマネジメント協会・小尻美奈講師「(自分に)近ければ近いほど、自分の思い通りに動いてほしいというのが、やっぱり強い。いつも言っているのに、なんでわかってくれないんだろう、わかってくれて当然というように思っていることも多い」

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【怒り…健康への影響】
ただ、感情的になって、怒りを爆発させてしまうと親子の関係や人間関係にヒビが入ることもある。それだけではなく、自分の健康に悪影響を及ぼすこともある。

怒りが長く続くと血圧の上がった状態が続くことにもなるため、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクも上がることになる。怒りをコントロールすることは、健康を保つためにも大事なこととなる。

【怒り…どうコントロールする?】
では、怒りをコントロールするにはどうすればいいのか?まず、怒りを感じた時には、6秒待つことが大切。どんなに激しい怒りでも、6秒たてば怒りにまかせた行動はしにくくなると言われている。

ただ、カッとしている時に6秒待つのはなかなか難しい。そこで、6秒やり過ごすコツを日本アンガーマネジメント協会の戸田さんに聞いた。

日本アンガーマネジメント協会・戸田久実理事「怒りを感じたときに“今の自分の怒りは何点だろう”と点数をつける方法があります。10点は、これ以上の怒りはないというくらい激しい怒り。怒りを感じたときに『5点かな3点かな』と、頭の中で数字を思い浮かべている間は意識がそっちに行くので、怒りにまかせた行動はしにくくなる。あっという間に6秒たっている」

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方法はわかるが慣れるまではトレーニングが必要となりそうだ。怒りの数値化を繰り返していると、どんなことで怒りやすいのか、自分の怒りを客観視することで冷静に対処することが出来るようになるという。

ただ、怒ってはいけないということではない。数値化することで、怒る時間が短くなったり、回数が減る。怒った後に後悔しないためにも、カッとしても6秒やりすごして怒りをコントロールすることが大切。