×

東武東上線脱線“台車亀裂でバランス崩す”

2018年1月25日 14:23
東武東上線脱線“台車亀裂でバランス崩す”

2016年5月、東京・板橋区で東武東上線の電車が脱線した事故で、国の運輸安全委員会は、台車に亀裂が入り、バランスを崩して脱線したと考えられるとする調査報告書を公表した。

この事故は、2016年5月、板橋区の中板橋駅を発車した東武東上線の普通電車が脱線したもの。報告書によると、車輪を取り付けている台車の一部に亀裂が入ったため、車体の荷重が左右の車輪に均等に伝わらず、バランスを崩して脱線したと考えられるという。

台車に亀裂が入った原因については、溶接の仕方に不具合があった可能性があるとしている。

また、事故の3年前に行われた定期検査の時点では、すでに亀裂が発生していた可能性があるものの、その場所は検査対象となっておらず、発見できていなかったこともわかった。