青森県東通村の尻屋崎では、県の天然記念物「寒立馬」の親子が風雪に耐えながら春の訪れを待っている。

寒立馬は毎年冬の間、東通村尻屋崎のアタカと呼ばれる放牧地に放されている。身を切るような冷たい風と雪が吹きつけるなか、２頭の子馬を含む２５頭の寒立馬は、雪をかき出して草を食（は）んでいる。

２４日の東通村は、最高気温が氷点下３．２℃という厳しい寒さとなった。それでも放牧地には写真愛好家や観光客が訪れ、親子で寄り添いながら風雪に耐える寒立馬の姿を写真に収めていた。

訪れた人「冬を耐えている姿って命の力強さを感じます。すばらしいですね」「ずっと来ています、福岡から。こんな厳しい中で生きているというのが、すごく魅力ですね」

東通村尻屋崎の寒立馬は、下北の厳しい冬に耐え、春の訪れを待つ。