中東エルサレムを訪れているアメリカのペンス副大統領は２２日、来年末までに大使館をエルサレムに移転する考えを表明した。トランプ政権が具体的な移転時期に言及したのは初めて。

ペンス副大統領は２２日、ネタニヤフ首相と会談し、エルサレムをイスラエルの首都と認めた決定を直接説明したものとみられる。ペンス副大統領はその後、エルサレムにある議会で演説し、来年末までにアメリカ大使館をテルアビブからエルサレムへ移転する考えを表明した。

ペンス副大統領「アメリカ大使館は来年末までに（エルサレムに）開設される」

トランプ政権が具体的な移転時期に言及したのは初めて。

一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長は同日、ＥＵ（＝ヨーロッパ連合）の会合で「パレスチナ国家の早急な承認を求める」と支援を求めたが、ペンス副大統領の発言については触れなかった。