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避難のロヒンギャ、ミャンマー帰還が延期に

2018年1月23日 5:40

ミャンマーの少数派のイスラム教徒・ロヒンギャがバングラデシュに大量に避難している問題で、23日に始まる予定だったロヒンギャの帰還が延期されることが分かった。

ミャンマー西部のラカイン州では、治安部隊によるロヒンギャへの襲撃があったとされ、65万人以上が隣国のバングラデシュに逃れている。両国の合意のもと、ロヒンギャの帰還に向けた準備が進められていたが、バングラデシュ当局によると、23日に始まる予定だった帰還が延期になったという。

帰還者のリストの作成や、一時収容施設の準備などが十分ではないためだとしている。また、ロヒンギャは帰還の条件として、ミャンマーに戻った後の安全の確保などを要求していて、いつ帰還が始まるかは不透明。

ミャンマー側は「延期の知らせは受けていない」としている。