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政府機関“閉鎖解除見通し”ダウ過去最高値

2018年1月23日 8:28

22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、政府機関の閉鎖が解除されるとの見通しが伝えられたことで買いが優勢となった。ダウ平均株価は142ドルあまり値を上げて過去最高値を更新している。

22日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前週終値から142ドル88セント値を上げ2万6214ドル60セントと過去最高値を更新して取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も71.65ポイント上げて7408.03と、こちらも過去最高値で取引を終えている。

朝方は「つなぎ予算」の失効による政府機関の一部閉鎖が続いたことで売りが先行した。しかし、議会上院の与野党で「つなぎ予算」の成立に向け合意したと伝えられると、近いうちに政府機関の閉鎖が解除されるとの見方が広がり、一転して株を買い戻す動きが優勢となった。

発表が始まっている主要企業の決算はおおむね好調だと受け止められていて、市場関係者は「2年目を迎えたトランプ政権が目玉政策を実現できるかにも注目されている」と話している。