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平昌五輪 北朝鮮、3競技22選手派遣へ

2018年1月21日 0:59

平昌オリンピックへの北朝鮮の参加方法などについて話しあう4者会談が日本時間20日夜に終了した。北朝鮮は、アイスホッケーやスキーなど3つの競技に合わせて22人の選手を派遣することが決定した。

北朝鮮に対する特例がどこまで認められるかが注目された4者会談だが、参加種目や選手団の規模で予想を上回る結果となった。

4者会談はIOCのバッハ会長や、平昌オリンピック大会組織委員会、そして韓国と北朝鮮の関係者らの間で行われた。

会談前、北朝鮮は「フィギュアスケートのペア」やスキーの「アルペンの男女」「クロスカントリーの男女」、そして南北合同チームの結成で合意した「アイスホッケー女子」などの種目に参加の意向を示していたが、会談の結果、これに「ショートトラック男子」が新たに加わり、合わせて22人の選手と、コーチ・役員24人の選手団を派遣することが決定した。

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20日は、このほか、韓国と北朝鮮が合意していた開会式で統一旗をかかげての合同入場行進が正式に認められた。その際、南北の代表選手団は統一旗のついた同じユニホームを着ることが決定している。

開幕まで3週間を切り、北朝鮮の参加の形がようやくみえた平昌オリンピックについてIOCのバッハ会長は、「オリンピック精神が南北融和をもたらした偉大な日だ」と会談の成果を強調している。