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医師に長時間労働 杏林大に労基が是正勧告

2018年1月21日 16:46
医師に長時間労働 杏林大に労基が是正勧告

東京都三鷹市の杏林大学付属病院が医師に長時間労働をさせていたとして、去年10月、病院を運営する「杏林学園」が労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかった。

是正勧告と改善指導を受けたのは、杏林大学付属病院を運営する「杏林学園」。杏林大学によると、医師に労使協定の上限を超える時間外労働をさせ、去年10月、三鷹労働基準監督署から勧告を受けたという。

約700人の医師のうち2%程度が「過労死ライン」とされる80時間を超える残業をし、中には100時間を超えていた医師も数人いたという。また、昨年末、医師数百人に不足分の賃金、数億円を支払ったという。

杏林大学は「勧告を真摯(しんし)に受け止め、是正に着手しています」とコメントしている。